人のためにどこまでやるか

理事の任期もあと3ヶ月あまりになった。
続投しないかと言われたが固辞した。
昨日新理事の名簿が公表されたが、郡市だけでなく県の理事も公表された。
そしたら私の前に理事をやった方々の名前が並んでいた。
え？順番で今の理事を辞めたら、もうこの手の仕事はしなくても良いんじゃないの？

不安になって前理事に聞いてみた。
「仕事が出来る人は県の理事に推薦するけど、駄目だった人には声がかからない。」と。
うーーん。理事の仕事はもう辞めたいけど、無能呼ばわりされるのも嫌だなぁ。
人のためにどこまで頑張れるか、その力の入れ具合は難しい。
人のために働くのは嫌ではない。やり甲斐がある事も分かる。
しかし理想に燃えて改革をしようと思ったら、横槍が入って潰されて嫌になった。
幹部の中にも自分の都合を押し通す人も、名誉が欲しいだけの人もいるのがガッカリ。
もちろん大多数の人は人のために頑張っているけど、私の知る限り2人だけがねー。
そこから私は任期の間だけ頑張って1期で辞めようと思った。
私はサッチャー氏や田中真紀子氏みたいにはなれない。

今月中旬に近所の同業者が急逝して、所属団体で彼の役割の後任を決めた。
急逝した同業者は誰からも慕われていて、彼の悪口を言う人はいなかった。
告別式も終わり、さて彼の職場はどうするんだろうと思っていたら、名前はそのままで所属団体で引き継ぐ人を決めて継続することになった。
誰からも愛された人だから、そういう形になったんだろう。
人のために頑張っていると、いざという時に助けてくれる人が沢山いるんだな。
それでも人のために頑張るのは難しい。