12年前の話

税理士さんが、確定申告が終わった報告と去年の書類の返却に来た。
税理士さんは確定申告の時期が終わるとホッとするんだろうなぁ。
元々お話し好きの愛想の良い税理士さんだが、いつも以上に話して行った。

ロッカールームの物置にある10年経った書類と去年の書類を入れ替えた。
確定申告に使った書類は10年保存したらシュレッダーにかけて処分。
シュレッダーに吸い込まれていく書類を見ながら、次の書類を手にして違和感を感じた。
日計表にセロテープで何か貼ってある。
10円玉だ。
受付嬢の字で「子供銀行のお金が紛れていたので10円足りません。」と書いてある。
良く見るとプラスチックの10円で、軽いが本物に酷似している。（右が偽物）


これが1万円等の高額の偽札だったら犯罪の匂いがするが、「子供銀行」と書いてある玩具だけに悪意は無いものと思われる。多分子供がいる家庭のお母さんが偽物と知らずに出したのだろう。
その当時受付嬢に報告を受けたのだろうけど、忘れてた。
子供銀行の10円玉は日計表に貼られたまま税理士さんの事務所に送られ、その後返却されてロッカールームで12年放置され、今日久しぶりに見た事になる。

このお金、良く見ると小さな穴が開いてるけど、もう少し玩具っぽく出来ないのかね？