高齢者への対応

職場には毎日色々な人が来る。
私の歳と共に常連さんも一緒に歳を重ねている。
頑固になる人、穏やかな人、認知機能に不安が出る人。それぞれ対応を求められる。
頑固な人は柔軟に考える事が難しく、自己顕示欲が満たされないと怒る事がしばしば。
地雷を踏まないように気を付けつつ、分かりやすい説明を心掛ける。
認知機能が怪しくなっている人は、民生員や周囲のお店と連携を図る事もある。

先週、予約より30分遅れて来た女性がいた。
「遅くなりました～。」とニコニコ。いや、5分や10分ならまだしも30分は困る。
「だって、歩くのが遅いんだから仕方ないじゃない。」と開き直る。
認知症が始まっているのかもと思いつつ、何とか予定の事をこなした。
その夜にバス停で、隣のビルに入っているカーブスのインストラクターと会った。
「Oさん最近そちらに行ってます？」と聞かれた。
「今日来ましたよ。30分遅れでね。」
「え？Oさんなら朝イチからカーブスに来てましたよ。」
それならワークアウトしてもうちの予約には余裕で間に合うはず。
「Oさん、最近時間の感覚が分からなくなってますよ。」
･･･やっぱりそうか。
Oさんは、予約を忘れるから朝自宅に電話を掛けて欲しいと言うが、留守電で出ない。
予約の30分前にまた電話をするが、やはり出ない。それじゃ何もならない。
うちとカーブスは隣同士で、うちに来る時はカーブスも行くのでカーブスに電話するのが確実なんだな。
そんな人が増えてきているので、個別の対応で受付嬢の仕事が増えている。

常連さん用のスリッパを買い替えた。
14足注文したのに、届いたのは何故か12足と片っぽだけの12.5足。
人間の足は皆2本だと思うが。どうしたらそんな間違いが起こるのか不思議。