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茶色いお弁当の思い出 [雑感]

少し前に友人から桃が届いた。ありがたやー。
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我が家の冷蔵庫は小さいので、冷蔵庫の半分が桃で一杯になった。
毎日夕食後に次女と2人で桃1個を半分ずつ楽しんだ。暑い夏に冷たい桃は体が喜ぶ。
その桃が、明日で終わってしまう。
そろそろ幸水が来るはずだから、次は幸水を楽しもうと言ったら幸水の思い出話になった。

長女の中学校から始まったお弁当は、次女の大学まで10年以上続いた。
冷凍食品を使わなかったので、茶色いおかずが多かった。
豚肉の生姜焼き、牛丼風煮込み、鶏の唐揚げ、法連草の胡麻和え、茄子の生姜焼き、金平牛蒡等々。
卵焼きでさえキビ砂糖を使っていたので少し茶色かった。
そんな中、お弁当とは別の小さなタッパーウェアに梨が添えてあると嬉しかったと言う。

梨の話からお弁当の話に発展。
子供達のクラスメイト達は、冷食にはない茶色いおかずが何なのか興味津々だったようで、「それは何なの?」と良く聞かれたそうだ。
海苔弁も良く作ったが、たまにガーリックライスも入れた。
塾の夏期講習で、同じ教室の子達にとって「茶色い御飯」が何なのか謎。
「それ何?美味しいの?」「うん、美味しいよ。」「食べたいなー。」
という事になって、翌日同じ教室の子の分もガーリックライスを持たせる事になった。
みんなに美味しいと言われて嬉しかったという話を聞いて、そんな事すっかり忘れてたけど良かったなーと思った。

高校のお弁当では、お中元のハムと缶詰のパイナップルとを一緒に焼いたハワイアンステーキを入れたらしい。(これももう忘れている。)
これまた茶色いパイナップルと茶色いハムがクラスメイトには奇異に見えたらしく、「それ何?」の質問の嵐。ついには「是非食べてみたい。」となって「良いよ。」とお裾分け。
「んまーっ!」と喜んで貰えたとの事。
お弁当を分けてあげる事は、何かアレルギーとか食中毒とかあると嫌なのでよしなさいと言ってあったので、この話はもう時効だろうからと今日初めて聞いた。

私の作った弁当は茶色いくせに、子供達の学校生活に少しは彩を添えたようで嬉しかった。
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