上達は道具次第

先週のドラムレッスンは、先生の都合により今週に振替になった。
従って、今日のレッスンは3週間ぶり。
今日は先月買った新しいドラムスティックを初めて使うつもりだったので楽しみだった。
新しいスティックは、数あるスティックの中から何度も試し打ちして決めた物。
快適に叩けて疲れ知らず。スティックの違いってこんなにあるんだと実感。

テニスラケットもモデルによってかなり違う。
重さだけでなく、重心の位置が手元にあるのか先にあるのか、ラケットの剛性、ガットのテンション等によって全然違う。
ドラムスティックも、重さ、重心の位置、固さ、バウンドが随分違う。

先生も「お？新しいスティックですね？」とすぐに分かった。
「ええ、これ今の自分には合っていて叩きやすいんです。」
「ああ、メープルですね。柔らかくて軽く女性には良いけど折れやすいかも。」
「憧れのドラマーと同じスティックも買ったんですがヒッコリーで重いんですよ。」
「男性はヒッコリーが多いかも知れません。」
（上のスティックがヒッコリー、下のスティックがメープル。）


そう言えばレッスンを始める時に頂いた初心者用（？）のスティックは、何故この選択なのか先生に聞いてみた。
「あ、これはオークなので安いんですよ。」
安いからなの？それだけ？えーーーー？　ちょっぴりガッカリ。
気を取り直して、曲に合わせて叩いてみた。良いわー。バウンドも良く叩きやすい。
折れる程力いっぱい叩かないと思うので、暫く楽しめそう。

気分良く曲を叩いて、先生に「次回でこの曲を仕上げて次の曲を選びましょう。」と言われた。
おお！やっと仕上げ認定。
次は何にしようかなー。叩きたい曲は沢山ある。

とても良い気分で帰路についた。
しとしと降る雨でさえ楽しい。散りかけた桜の下を通りながらドラムをやっていて本当に良かったと心の底から思った。

今持っているスティックは4種類。
上からオーク、軽めのヒッコリー、憧れのドラマーと同じモデル、最下段はメープル。

いつかは憧れのスティックを使って憧れの曲を叩いてみたい。