文房具店のその後：親知らずの独り言：SSブログ

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文房具店のその後　[雑感] [編集]

年内で廃業するという近所の文房具店。
廃業するという事も半額セールだという事もお店の前には表示していない。
近所の噂で知っている人だけが買いに行く。
少し行った所に大手の文房具チェーン店があるので、品揃えは圧倒的に違う。
でも、半額セールは魅力的。
今日も昼休みに行ったら閉まっていて「13時半迄お休み」と書いてあった。
閉店するので、積極的に商売しようとは思っていないようで家の都合を優先？
うおー！急いで帰宅して昼食を済ませて、再度突撃。
油性ペンやら三色ボールペンやらを買って会計をする。
「あら、これは何円だったかしら？」
値段を見に行こうとするとヨロヨロと危なっかしいので「あ、それは110円です。」
お客さんの言いなりでレジを打つ。性善説で成り立っているのね。
「あー、これは値段を貼ろうと思っていて忘れちゃったわ。差し上げます。」
え？値段が分かる物でも半額なのに、分からないと無料なの？
おまけの消しゴムやら、ウエットティッシュやらまで頂いた上にとどめが
「お名前は何とおっしゃるのかしら？」
･･･え？何故名前を聞くんだろう？
「良かったら認印の所からお名前の印鑑があったら持って行って下さい。」
昔は売れ残りは卸業者が3割で引き取ったが、今はお金を払って処分なんだとか。
それなら半額でも、何なら無料でも全部必要な人に持って行って貰いたいのだそう。
という訳で、買った物以外に色々頂いた。