大事な物

友人と実家の片付けの話になった。
私の母は暫く断捨離に明け暮れていたが、実家を解体する事が決まってからは要らない物を処分するのではなく、要る物を選んで持ち出すという風に発想を転換した。
仏壇も住職に「魂を抜いて」貰えばただの家具。重機で一緒に潰しちゃいました。
商売もしていた家だったので、解体するにはお金も結構かかった。
母が必要だと判断した物だけを残したが、金目の物をトレファクに持って行った。
何かの表彰で貰った金杯とか、ブランド物のネクタイとか二束三文で、父が大事にしていた物でも他人には不要な物だと認識した。
大事なのは物それ自体ではなく、それにまつわるエピソードなのね。
大切な物って楽しかったエピソードを思い出すタイムマシンの鍵なんだな。

お盆休みは断捨離に励もう。