2回目の納骨：親知らずの独り言：SSブログ

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2回目の納骨　[雑感] [編集]

去年他界した父の遺骨は、49日法要の時に先祖代々のお墓に納骨された。
しかし実家の解体と共に墓仕舞いをする事になり、遺骨も埼玉に引っ越し。
先祖代々の遺骨は、叔父が新たに作ったお墓に納骨したが、父の遺骨は入らなかった。
墓仕舞いにも随分お金がかかったので、母と相談してもう墓石は要らないという事に。
色々な人と合祀するお寺と縁が出来て、今日2度目の納骨となった。

沢山の骨壺が祭壇に飾られ、お経と共に焼香。その後薬師如来の足元に納骨。
父の遺骨を抱いたのは4回目。
火葬場の帰り道、1回目の納骨の時、引っ越しの時、そして今回。
親類縁者は皆高齢者なので、重い遺骨を持って万が一粗相があっては大変。私が1番若いので、私が父の遺骨を持つ係という事になる。
流れ作業で納骨して、祭壇を振り返ったら、もう次の回の方々の焼香が始まっていた。
仕方ないけど、凄くビジネスライクに進んで行く。
住職さんの御長女（大学4年生）が僧侶として一緒にお経を唱えていた。
本堂にはエンヤがBGMとして流れていた。
世の中は変わったのねー。
父も一旦お墓に入ったのに、死後引っ越しするとは思わなかっただろうなー。
合祀なので、もう遺骨の返還は出来ない。やっと父もゆっくり休める。

お寺の入り口でお地蔵様の形のベビーカステラを売っていた。
お寺の檀家さんがやっているのだそう。「御利益があるから。」と言うので（誰に？）。