お別れ

膵臓癌で2年半の闘病の末に他界した、女性建築士のお通夜に行った。
御棺の中で眠る顔は当然だが生気が無く、私が知っている彼女とは別の人のようだった。
もっと早く見つけられなかったのか？とか、癌が見つかってもお酒も煙草も止めなかったのが悔やまれる。
仕事を早めに切り上げ、帰宅して喪服に着替えて斎場へ向かった。
火葬場は民家の近くには無いので、市境の果てにある。
ペーパードライバーの私はバスに乗るしか選択肢が無い。
バスを降りて、斎場まで200ｍ程歩くのだが、暗くて車に轢かれそう。

やっと斎場が見えた。


斎場の手前に納骨堂があった。criptaとは洒落た名前？と思ったらイタリア語で納骨堂。


長くお付き合いのあった人とのお別れは辛い。
癌自体のコントロールは上手く行っていたようだったが、正月に風邪を引いてから一気に体調を崩したとの事。残念。
もう1人、事務の女性が緩和ケアになって今日退院らしい。
少しでも元気があるうちに会いたいけど、何と声を掛けて良いのやら言葉が見つからない。