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特撮博物館 [芸術鑑賞]

先日HOTCOOLさんが記事にされていた東京都現代美術館の特撮博物館を見に行きました。
以前ここに借り暮らしのアリエッティ展を見に行った時にチケット購入だけでも2時間待ちという目に遭ったので、事前にセブンイレブンに寄って前売り券を買って子供達と3人で行って来ました。
東京都現代美術館.JPG

人や人影等の比較する物が無いと、スケールが分からないので本物に見えます。
人影.JPG
民家.JPG

裏側は電気を入れる為にわざと開けてあったり、プラグが出てたり、字が書いてあったりして面白い。
裏側.JPG

グチャグチャのセットは、向こうからも撮っている人が居て、お互いに写っているので恥ずかしい。
グチャグチャ.JPG

小物も一つ一つ見ると丁寧に作ってあって、とても面白い。
小物.JPG

iPadって、写真撮りにくそうだね。
iPadじゃ撮りにくそうだね.JPG

極めつけは六畳間のセット。
六畳間.JPG

窓の向こうに立って怪獣の真似をして壊すふりを撮るのが正しい遊び方です。こういう家の中からの撮り方を「内引き」と言うのだそう。
正しい遊び方.JPG

特撮は日本人の器用さがあってこそ出来た技。今回の展示は昭和に円谷プロが極めた匠の技をPCのCGで処理して作る事に取って代わるのは勿体ないという思いから、CG一切無しの巨神兵の短編映画を作って、実際の手技を種明かしして見せるという面白い企画だった。
建築物の壊れ方にも色々あって、ワイヤーを使って綺麗に粉々に壊れる方法をあみ出した「井原式」や、テコでバタンと倒れる「バタンコ」と呼ばれる方法、上から崩れるように壊れる方法等、細かいこだわりが面白かった。 「やられメカ」と呼ばれる、怪獣にやられる為に作られたメカ、「飛び人形」と言われるウルトラマン、極端な遠近法を使って奥行きを出したり、地道な色塗りや大がかりな発破等々、見応え充分、大満足な展示が満載でした。
大きなリュックを背負ったアラフィフのオジサンが多かった様だけど、気のせいかな?

この後、埼玉県立近代美術館のウルトラマンアートをハシゴする予定だったのに、くたびれて行けませんでした。何とか今週中に行こうと思います。
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コメント 5

mutumin

懐かしいシーンとレトロ感がたまんない。
人が後ろにいて、セットで小さいんだって、わかりました。
by mutumin (2012-08-15 07:46) 

pn

そーなんすよ、今はCG一辺倒で見てるとなんか目が痛い。
アニメも特撮もCG使いすぎ!ポニョは確かフルセル画ですよ、おっさん達の意地ですあの作品は(笑)。
by pn (2012-08-15 08:13) 

HOTCOOL

アラフィフのおっさんです(^○^)
オイラの稚拙なレポートに比べ何と詳細なんでしょう!さすが姐さん!
「六畳の間」は激込みで断念したので、もう一度行きたと思ってます(^_-)
by HOTCOOL (2012-08-15 08:59) 

フサヲ

人が写り込んでいないと、セットなのかホンモノなのか、
一瞬かんがえさせられてしまいますね・・・ Σ(・ ・ )!
by フサヲ (2012-08-15 14:04) 

まほ

面白そうですね・・・行きたかったなぁ。
by まほ (2012-08-16 01:41) 

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