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発声法 [雑感]

連休明けに仕事を再開して、何がきついかって言うと喉。
自宅に居る時は家族が居たって朝から晩まで喋りっ放しって事は無い。
仕事だと手を動かす前に説明して同意を得る。手を動かした後も次回の予定を説明。
質問を受ければ答えるし、質問されなくても懇切丁寧に説明するように心がけている。
スタッフとの連絡や指示、出入りの業者へ商品の注文、出張先からの電話連絡等々。
朝から晩までずーーっと喋っている。手を動かしながらも喋っている。
私だけじゃない。スタッフもずーーっと喋っている。やかましい職場だな。

で、連休明けは喉が痛い。
明日も出張で多分3時間以上喋りっ放しの予定。
午後からNOVAでぶっ続けで2時間。沢山話す予定。
喉がたまらん。

アパレル関係の女子店員さんの話し方は独特。鼻にかかったような高い声。
「いらっしゃいませぇ~。どうぞご覧下さぁい。」ずっと聞いていると耳に付く。
言われなくても見てるから黙っててくれない?と言いたくなる。
どのお店の店員さんも腹に力が入っていない口からだけの言い方。
しかし、この言い方が喉に負担をかけずに1日中喋れる発声法なんだそうな。

男性の発声法もしかり。
電車の車掌さんの案内放送みたいな独特の言い方。
「間もなくぅー秋葉原、秋葉原です。総武線、地下鉄日比谷線御利用の方御乗換えです。」
あの発声法も喉に負担をかけずに1日中喋れる方法なんだとか。

デパートの館内放送の女性。
これは以前、NHKの探検爆問で取材しているのを見た。
放送室のマイクの前に大きな鏡が置いてあって、お客様に見えなくても笑顔で話す。
笑顔で話せば口角が上がって明るく聞こえる。

何年か前にやらせて頂いた野球場のウグイス嬢。
これは選手の気持ちを上げるために元気良く発声する。
楽しいが大変だった。
野球のルールも良く知らない私が、急遽選手交代の連絡を受けると慌てる。
「バッター、○○君に代わりまして、3番ファースト△△君、△△君。」
負けそうな試合になると監督は代打をどんどん出してくる。
審判には言うが、放送席には背番号をチラッと見せるだけ。
スタメン表を貰っているが、控えの選手の背番号だけで名前を紹介しないといけない。
えーー?誰よ?と思っている間に、バッターボックスに立ってバットをブンブン振る。
元気良く発声どころか慌てて違う選手の名前を呼んだりする。
これは駆け出しのウグイス嬢にはハードルが高い。
何年もやると面白くなるんだろうな。
東京ドームで喋ってみたかったが、本業に支障が出るのでやめちゃった。

明日は出張なので、職場はお休み。
留守番電話の声は気取って話す20年前の私だー。(笑)
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