努力する事の意味：親知らずの独り言：SSブログ

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努力する事の意味　[雑感] [編集]

若い頃は時間がたっぷりあったのに、嫌いな科目はちっとも勉強しなかった。
特に歴史とか古文の時間は寝ていたか、違う科目の内職をしていたのでサッパリ。
おまけに好きだった数学も今はすっかり忘れ去って高校時代のノートを見ても何の事やら。
継続してやらないと皆忘却の彼方ー。
中3の時に隣の席だった同級生は東大文Ⅰに現役合格した頭の切れる人だった。
お勉強が出来る人は、苦手意識が無くなるまで地味に繰り返し問題を解く努力をする。
私は、それがなかなか出来ずに現実逃避で洋楽ばかり聴き呆けていた。
流石に国家試験は必死で勉強したが、それが自分にとって必要と思わないと出来ないもんだ。

大人になると、自分に必要な事ばかりになるから努力する。
フィギュアスケートの羽生君が4回転半ジャンプに失敗した後に涙をこらえて
「努力したら報われると思っていましたが、報われない事もあるんですね。」とインタビューで語っていた。中途半端な努力ではこんな台詞は言えない。
その直後に失敗だけど4回転半ジャンプの認定を受けた事を知ると「少し報われました。」と。
いずれ彼は飛べるようになるでしょうね。

ドラムの先生が言った。
「音楽は文系かな？と思うけど、理系の人の方が地味な基礎練習を真面目にやるので、上達が早いんです。面白いですね。」
「多分、理系の方が条件を少しずつ変えた地味な実験を積み重ねて結果を導き出すのに慣れているからじゃないですかね？」と答えた。
上達に近道は無い。大人になった今、それが良く分かったから基礎練習をやる。
残された時間は少なくなったけど、少しずつ上達する事を楽しむ余裕がある。
これが若い頃に分かっていたら、人生は違っていただろうか？
いや、やっぱり同じ仕事していたな。
勉強もしないで洋楽三昧だったお陰で、ドラムにNOVAに楽しい日々。
洋楽を聴きまくったという地道な努力の成果だよね？(笑)　これでいいのだー。

2022-06-23 23:57 nice!(8) コメント(4)
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